こんにちは、背景担当の小泉です。
主には室内監修とスキット監修、フィールドの修正作業と、次世代機は作業が多く猫の手も借りなければ、とてもとても終わりません。
とはいえ、猫のエサ代は払えないので、仕方なく一人一人がいろんな業務をしなければゴールが見えない大変な仕事でした。
しかしながらそのおかげで、今回は各自が班を越えての作業となり、全体で一つの物を目指せた感じが致します。
さて、デザイナーが気をつけていた事としてはアニメの様な雰囲気作りでした。
色見などは特に気を配るのですが、今回ちょっと厄介だったのはテレビです!
今までのブラウン管なら基準を定める事は容易でしたが、今の開発環境はパソコンも液晶、出力先も液晶、なのにこの液晶がメーカーごとに色見も発色もバラバラなのです。
おまけにクッキリ、はっきりでごまかしが効かない!
大昔ではブラウン管のにじみを利用して、無い色を表現したり、微妙なグラデーションを表すことが出来ましたが、そういうことが出来ない時代になってしまいました。
いままでテレビに関係する業界なら、色に関しては厳しい基準があったはずなのに液晶テレビの基準はちょっと曖昧な感じですね。。。
自分は、そんな開発の苦しさがゲームには楽しさとなって反映されるような気がしていますので、プレイされるユーザーの方々に、このゲームの楽しさを味わって頂けると幸いです。
良くも悪くも、「テイルズ オブ」は荒削りな面がまだまだたくさんあります。
ということは、成長すべき箇所はいくらでもあるということなので、「ヴェスペリア」だけでなく、これからの「テイルズ オブ」シリーズにご期待ください。
「テイルズ オブ」シリーズにはエターニア、シンフォニア、アビスと製作に関わらせて頂いておりますが、今後も末永く皆様の「遊」に対して、より良い手助けが出来れば幸いと思っています。 |