こんにちはー。テイルズスタジオ長谷川です。
ヴェスペリアもTOS、TOAに引き続き、開発ラインのディレクションを行いました。
キャラ監修や台詞の監修、ゲームデザイン監修なども行いましたが、今回は戦闘の技組み込みを実際に作業することになり、元来の仕込みたがり癖が大暴走。
松下の記事(「バトルプログラマーより」)にもあった通り、今回の戦闘はスクリプト制御で新しい事も随分出来るように作ってくいたので、頼まれもしないのに色々勝手に仕込みました。
「敵の背面から攻撃」
「空中にいる敵に対して」
「ダウンしている敵に対して」
「離れた距離から」
「密着して」
などなど……。
そしてこのスクリプトシステムのおかげで各キャラの性能のすみ分けにも力を入れる事が出来ました。
TOAの時にはナタリアとティアには操作感を変えるために無理言ってアイデアを入れてもらったのですが、全キャラにそれを入れる事ができたか?というと、作業しきれなかった感があります。
今回は全キャラにそのアイデアを組み込めたんじゃないかと思ってます。
主人公であるユーリはオーソドックスな使いやすさを重視しているので、ユーリと比べるとクセは大変強いと思いますが、スキルや技の仕込みにオーバーリミッツ等によって「これをぶち込みたい!」「これってこんな事できんじゃね?」というアクションを生み出せるようになってます。
使いにくいからこそ上手く使いたい、という、ちょっとマニアックかもしれないけど楽しいかも、と思うところにアプローチしてみたつもりです。
ともかくそんなクセのあるキャラ達ですが、色々触っていじってご自分のプレイスタイルに合ったキャラを見つけ出して、愛を注いでやってください。
よろしくおねがいします! |