シナリオチームの馬場です。
公式で配信されているトレイラームービーで、ユーリの「それが俺の選んだ道だ」という台詞がおなじみですが、このゲームの「正義を貫くRPG」という言葉が示す通り、劇中にてユーリが自分の正義を貫く姿が描かれます。
しかし、世の中の何が正しくて、間違っているのか、それを決める絶対的な物差しはこの世には存在しません。
もし、そんな物差しがあるとするなら、それは自分の意思だけではないでしょうか。
ユーリは意思を強く持って、自分の信じる正義を突き進んでいきます。
この世界にはユーリと同じように、自分なりの正義を持って行動をしている人たちがたくさんいます。
そうした人たちが、自分たちの信じる正義を「掟」にして、活動する組織、それがこの世界における「ギルド」と呼ばれるものです。
たとえば幕末の「新撰組」のような集団を想像していただけるとわかりやすいかと思います。
その中には、私たちの基準から「悪いこと」と思われるようなことをしている人たちもいますが、彼らは自分たちの選んだ「掟」に基づいて行動しているだけで、自分たちの行動を間違ったものと思っていないのです。
「人に美味しいものを食べてもらい、笑顔になってもらう」ことを正義とするギルドも、この世界には存在したりします。
そして、もちろんユーリたちのギルド「凛々の明星(ヴレイブヴェスペリア)」も、彼ららしい掟を作ることになります。
皆さんにも、何が正義か、本当にユーリたちの行動が正しいのか、ユーリと対立する他のギルドや帝国の人間のしていることが果たして間違っているのか、考えながらプレイしていたたけると、よりストーリーを楽しんでいただけると思います。 |