俺だ。
とりあえず、急ぎの連絡だ。
明日でもよかったのだが、
セブンの奴が急かすのだ。
「せ、急かしてなどいない!」
急に出てくるな!セブン!
俺が書き込んでいるのだ!
「すまん」
もう見ている奴もいるかと思うが、
昨日に、新しいネタがアップされたな。
会話のみに特化したネタだ。
その名も「つぶやくケータイ」
「それって、ただのつぶやきじゃないですか・・・」
「違う!ちゃんとネタの台本があるのだ!」
「でも、つぶやき見たいですよ」
「台本通りと、自由な会話の隠し撮り、
この違いを比べられればと思ったのだがな」
「あまり、変わりませんね」
「ふっ。俺の演技力がすばらしいと言うことだ」
「いや、私のリードがすばらしいということだ」
「なんだと!」
「また、ですか…
こういう口論を始めることもわかってはおりましたが…」
 「なに?」
「ま、私たちは機械ですから、同じことをすることは可能です」
「いや、サード、お前では無理だ」
「お前は我々の様に演技することはできないぞ」
「なんでですか!」
「緊張するではないか。機械のクセに」
「あなた達も緊張することはあるでしょう!」
 「お前ほどではない」
「…なんか、矛先が私に。ここまでは予測できませんでした」
 「ふっ。まだまだだな」
「…もういいです。とりあえず、見てください」
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