セブンだ。
ケイタは朝はものすごく弱いのだ。
我々の言い方をすれば、起動にものすごく時間がかかるのだ。
だから、その時は「どうでもいい」などと言うのだ。
頭も身体も起動していないからな。
仕方の無いことなのだ。
ゼロワンは全然わかっていないな。
ケイタは夜になって自室のテレビを見ながら
「スゲー!セブン、今の見た!」等と大声を出して楽しんでいる。
ただ、家族には、怪しまれない程度にしてほしいものだ。
私の存在は極秘なのだからな。
一つ疑問に思うのだが、
網島家では選手全員に応援をし、どの選手が失敗しても
「あ〜っ」とか「おしい」とか、
成功したときも、「すごい!」とか言うのだが、
選手によってその応援の力の入れ具合が多少違うのだ。

「フッ、愚かものめ」
「なんだと!」
「もし、俺たちと違うフォンブレイバーの様な存在がいたとして、
その性能を競ったとしよう。
それにサードが出たとして、お前はサードを応援するだろ」
「うむ。同じフォンブレイバーの代表として頑張ってほしいと思う」
「そうだろ。人間もそういうものだ」
「なるほどな」
「だが、お前が出たら、私は75±4.3%の確率で相手を応援するぞ」
「気にするな。俺は100%相手を応援する」
「お前の応援などするわけないではないか!」
「なっ!」
「何だ、文句があるのか?」
「というか、話すことがあるのではないか?」
「そうだった」
「明日はWEB4コマの配信日だ」
「楽しんで欲しい」
「セブンのバカっぷりをな」
「ちがう!お前の方が、色々と…」

「やれやれ、そんな4コマ漫画でございます」
「皆様、よろしくお願いいたします」
ケータイ捜査官7〜rare metal hearts〜そんなアナタが好きだから
http://comics.yahoo.co.jp/magazine/
connection12 (10年2月26日配信予定)
WebマガジンEDENにて
作 太刀川京(タチカワ ミヤコ)
(C)WiZ・Production I.G・バディ携帯プロジェクトLLP/TX
(C)Miyako Tachikawa 2009/Mag Garden
|
|
|