先日、都内で『テイルズ オブ ヴェスペリア 〜 The First Strike 〜』のアフレコが行われました。
そこで我々ブログスタッフも アフレコ直後の会見に潜入!
おなじみの鳥海浩輔さん、宮野真守さんだけでなく、なんと劇場オリジナルキャラを務める声優さんもいました!
鳥海さん、宮野さんのおふたりに加え、先輩女騎士ヒスカ役の水沢史絵さん、ヒスカと双子の姉妹シャスティル役の小笠原亜里沙さん、軍師ガリスタ役の宮本充さんのお話を聞かせてもらいました!
●『テイルズ オブ ヴェスペリア』がゲームから映画化されると決まったときの感想を教えてください。
鳥海:僕はXbox 360版のゲームが発売した後、「映画化が決まりましたよ」と聞いて「スゴイことなんだな」と。『テイルズオブ』という大人気のゲームシリーズで、別のタイトルでアニメ化もあったとはいえ、それがいきなり劇場版と聞いて、驚きました。
宮野:僕もビックリしました。それで、内容までは教えてもらっていなかったんで「…あれ? フレンは出られるのかな?」と、僕の場合は(笑)。ところがむしろ、ユーリとフレンの話を劇場版で描いてくれるということで、すごく嬉しかったです。
●劇場版オリジナルキャラクターのヒスカ、シャスティル、ガリスタを演じられています。今作に参加されることが決まって、どのように思われましたか。
水沢:こんな有名作品に、まさかこんなふうに参加させていただけるとは思わなかったので、「おおラッキー!」みたいな(笑)。すごく嬉しかったです(笑)。
小笠原:ビックリしたんですよ。あんまりゲームのこと詳しくなかったもので、まず「大丈夫だろうか?」と思いました。
宮本:レギュラーのアニメのアフレコにゲストキャラで参加するのと同じような感じで、すでに固まっている世界観のなかに、自分がどうやって入っていけるか、不安はありました。実際に現場に入るととても良い雰囲気だったので、その不安は直ぐに無くなりました。
●演じるヒスカ、シャスティル、ガリスタのキャラクターについて、どう思われましたか。双子のヒスカとシャスティルはユーリとフレンの先輩、ガリスタはユーリとフレンの所属する隊の軍師という設定ですが、気を遣った点などあれば、教えてください。
水沢:「双子だったら、声も相手に似せなきゃいけないのかな?」とか、細かい心配をしていたんです。でも同じ双子でも内面の性質がちょっと違うんで、そこで色分けして演じさせていただきました。
小笠原:双子の相手役である水沢さんと初対面だったので、緊張しました。ですが実際に現場に入るととても楽しくて(笑)、ホントに周囲に助けていただきました。
宮本:「軍師なんだけれども…」という部分を、上手く出せるように気をつけました。
●アフレコではゲーム版との違いを意識されましたか?
鳥海:キャラとしては一緒だけど、劇場版は過去の話です。ゲームではユーリは人間性が固まったオトナですけど、劇場版はより若くて経験も足りない。そこで多少『青さ』は意識しました。でも…ディレクターさんに「たま〜に声が老けるから、気をつけような!」と言われました(笑)。
一同:(爆笑)
宮野:頭の固い、融通の利かないという役ですが、この劇場版を経て成長を遂げる流れがあります。がむしゃらに正義を追いかけて突っ走るなかで、全く正反対の性格のユーリと対立してしまうという部分を出せれば…と心がけました。
●映画の中ではゲームが始まる前の時代が描かれています。自分の役柄に対するイメージの変化や、意外な発見はありましたか?
宮野:けっこう、ユーリとフレンはケンカすることは多かったですね。
鳥海:それは意外だったね。
宮野:友情の物語でもある。映画でふたりは、ライバルとして成長していきます。
鳥海:もともとゲームでも謳っている『「正義」を貫く』という部分。そこはそれぞれの「正義」を守ろうと、それぞれが考えている。それが自然にゲーム版に繋がっていきます。
宮野:性格っていう部分では大きく変わらないです。そんなふたりが出合って、その関係性が…。
鳥海:こうやって出来ていくんだよ、というところですね。
●好きなシーンや見どころは?
鳥海:観てのお楽しみですね。全編すみずみまで楽しめますから。…ええと、僕はテストのときに誰かにヒューイって呼ばれたので、本編では使われないと思いますが、それがどこなのか観て想像していただけたら(笑)。
宮野:そうですね、「ラピードのちっちゃい頃、可愛いな〜」という楽しみ方もあるし。全体的には「友」「正義」がとても大事なキーワードだし、見どころです。
水沢:和気藹々とした収録でしたね。
宮野:小学生男子の集まりのような会話が…(笑)。
水沢:収録の間しか一緒にいないにも関わらず、すごく良い雰囲気でお仕事させてもらったので、その感じがスクリーンで伝わればいいと思います。
小笠原:さっきアフレコが終わったばかりで、まだ客観的には考えられないんですが…ヒューイがどうなってるのかなって(笑)、そこが気になります。
宮野:やっぱりあなたでしたか(笑)!
宮本:全体に散りばめられたアクションシーンは、CGなども加わってとても面白くなると思います。それとユーリとフレンの成長と共に、関係性が少しずつ変わってきてラストに至るところ、とても良いです。
●映画を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします。
鳥海:じゃあ、自画自賛します! すごく良い作品になりますので、是非多くの方に観ていただきたいです。よろしくお願いします!
宮野:ゲーム版の始まりに向うための始まりが描かれています。それぞれのキャラクターたちが、どんな想いで、あのオープニングに立っていたのか…そこを感じてもらいたいです。
水沢:もうゲーム版をプレイした方も、これから始める方も、どなたでも楽しんでいただける作品です。
小笠原:私もこれからゲーム版を買ってやってみます。映画もゲームも楽しんでいただきたいです。
宮本:主演のふたりはもちろん、周りもピッタリの適役のキャストが揃った作品です。僕も完成を楽しみにしています。
ということで、会見にご登壇の皆さん、入魂のアフレコ直後でお疲れにも関わらず、とっても楽しく盛り上がった会見でした! ますます、映画の完成が楽しみです!! |