お待たせいたしました。「ケータイ捜査官7」スタッフオフ会、後半のレポートです。
このイベントは2011年10月22日に武蔵野カンプスというイタリアンレストランで行われた限定イベントです。制作スタッフ陣のオフレコトークを目玉にした、イベントだったのですが……、当日はとんでもないサプライズがありました。

後半は「実際の制作・撮影等の裏話のプロデューサーの向井達矢さん、CGIプロデューサーのOLMデジタルの小林雅士さん、シリーズ構成の冨岡淳広さん、そして、原作監修、宣伝、商品化、イベント等、プロジェクト全体を通して関わっていた(MANZAIセブンのネタも考えています)WiZの中塚進一さんに登壇していただきました。
 
 
〇シリーズ構成、冨岡さんの参加
冨岡さんが、シリーズ構成で参加されたとき、まだまだケータイ捜査官7の方向性が固まっていない状態で、冨岡さんはその状況に本当に怒ったとのことです。
〇セブン達の動きができるまでーCGIでのセブン
セブンのデザインが決まり、実際に動かすとどうなるのか?その当時のテスト動画を上映しながら当時を振り返る小林さん。動画の内容は、
・部屋の中を駆け抜け、机の上に飛び乗り、イニシエイト・クラック・シークエンスをするセブン。
(この時はまだ声はなかった)
・走る、歩く、戦うといった様々なシチュエーションで動いている各ブレイバーとブーストフォン。
・路上を走るセブンがリトラクトフォーム。
(変形後の携帯セブンの滑り具合がまだまだ甘かった)
これら、様々な映像のテストとチェックを繰り返して、今のセブン達の動きになっていった。
〇実際の撮影、そしてビックサプライズ。
現場はどのような雰囲気だったのか、メイキングの写真を観ながら当時を振り返る登壇したスタッフたち。
その中の一枚には、三池監督が筆を持ち、ケイタの顔に何かをつけている写真。これは1話のCM前、カラスのフンがケイタ君に落ちてくるそのシーンの撮影、あの時は冬ですごく寒かった。他には桐原がアカツキを追い詰めていたシーンでは、雨と水の中での撮影が重なり翌日スタッフが風邪を引いたことや各話、そして、最終回のクランクアップの写真を見ながら色々と当時を思い出していたときでした。
突然向井さんより、極秘の資料が見つかり、今日はそれを持ってきたと。(僕はその時、資料と言うことで、プロジェクターに映すカメラの準備をしていたら、ものすごい歓声が!
「世界なんかよりセブンだ〜!!」
の声とともに、ケイタ役の窪田正孝さんが飛び込んできたのです。
ただ慌てて飛び込んできたためか、なにかに躓いて転びかけていましたけれども。
本当に我々スタッフも知らないビックサプライズで、本当にうれしかったです!
向井さん、そしてキャスティングプロデューサーの伊東さん。驚かせすぎです!
確かに「せめてメールとかでコメントくらい取ってきてもらえると嬉しいです」の仕込みはありましたけど、まさかケイタ君本人が現れるなんて……。
「飲み物は?」の問いかけにコーラを注文したケイタ君。
もちろんお客さんもケイタ君と一緒に乾杯したいので追加オーダーをします。
(「ナイスタイミングだ、ケイタ」と心の中で目標売上達成を目論む主催側の藤咲さんは思っていたようです)
そして皆で乾杯。
ケイタ君との質問コーナーを経て、すいません、舞い上がって、楽しかった、嬉しかった以外何も覚えていません!
あっ、ここで、デザート、登場。この日の為にお店が特別に用意してくださったセブン、ゼロワン、サードの顔がデザインされたティラミスです。

写真提供:青牙さん
ケイタ君ともども、ほぼ唯一の写真タイム!
もともとティラミス単体の撮影はOKにしていたのですが、ケイタ君の粋な計らいで一緒に撮影OKに。会場は一気に撮影会。「右の方〜、左の方〜」とフォトセッション同様の盛り上がりに。
ここぞとばかりに皆さん写真を撮っていましたね。
忙しいケイタ君は残念ながらここで退席。
カンプスの壁に大きくサインをしてもらいました!

写真提供:はるかさん
武蔵野カンプスが、ケータイ捜査官7の聖地になりました!
武蔵野カンプスの壁にはI.G作品に関わったスタッフさんたちがサインを寄せていますので、それも名物になりつつあります。そこにケイタ君=窪田正孝くんが加わったわけです。
そして退席の前に、最終話で使用した『セブンのカケラ』をケイタ君にプレゼントさせていただきました。
これは抽選プレゼントの景品に出すかどうかスタッフ一同悩んでいたのですが、ケイタ君以外に持っていてはいけないということになり、今回の抽選には出さないでいつか渡せるまで取っておこうとみんなで決めていました。
まさか、本人が来るとは思っていなかったので、本当にビックサプライズでの贈呈式ができました!
セブンは帰るべきバディのところに着身したわけです。
そんな、興奮も冷めやらぬなか、プレゼント抽選会へと突入していきました。
抽選会のシステムは、1品注文するたびに、ナンバー入りの特製コースターがもらえ、それに当日のMCである藤咲さんがナンバリングした抽選番号が記載されているという仕組み。

写真提供:KTさん
注文するたびに当たる確率が上がる!というものでした。抽選の品は登壇したスタッフから持ち寄られたさまざまなものがありました。もう、本当に何も残ってない中、ケイタ君が劇中で使用した小道具のオーディオプレーヤーっぽいもの(イヤホン付き)や、同じくケイタ君が実際に使用したケータイホルダーなんかもありつつ、一番の目玉ではないかと個人的に思ったのは、桐原さんが現場で付けていたサード用の革でできたケータイフォルダー!
当たった方、本当におめでとうございます。
抽選コースターがずらっとならんでいるテーブルを見ながら、本当に皆様の熱意を感じ、嬉しかったです。
そんなことをしているうちに気がつけば宴も酣なうちに終了時間に。
登壇された皆さんは当初、何を話そう。何も話すことが見つからないとおっしゃっていたのに、いざ始まってみれば本当に昨日のことの様に、たのしくお話されていました。またやりたいという登壇者もいるくらいに盛り上がっていました。
現在、ケータイ捜査官7はTOKYO MXにて再放送をしていますが、本放送が終わっても、こんなにスタッフも、ファンの方もずっとこの作品を愛していているのだなと、そんな作品に関われたことに感謝しています。
そして、本当に、御来場いただいた皆様、キャスト、スタッフ、そして、このレポートを読んでいただいた皆様、全ての人々に感謝です!こんなにケータイ捜査官7を愛していただき、あり
がとうございます!
こちらからのレポート、感想だけでなく、参加された方々の感想も掲載させていただきます。
感想、写真たくさんいただきました。本当にありがとうございます。
その中から抜粋という形になりますが、皆様の感想を掲載させていただきます。
●MAXIさん
再びケータイのイベントが開かれるとは思ってもみませんでした。
スタッフオフ会という性格からか本当に滅多な見られない、もとい極秘映像や未公開モック
このオフ会に来なければ見られないもの、聞けない音声ばかり
ケータイ戦士フォンブレイバーはみていて単体でも見たいなあと思わせるクオリティ。
その一つ一つが驚嘆だったり、スタッフさん達の愛にあふれていたりと
見たり聞いたりしているこちらがずっとわくわくどきどきし続けっぱなしでした。
楽しくて楽しくてしょうが無くって笑い焦げ、感動しているうちに
イベントが終わり、終わった時には「ああ、終わってしまった」と言う思いで悲しくなりました。
●マメたろうさん
番組が終わってからも
毎年、何らかのイベントがあり
たくさんのファンの方が参加して
そのたびに放送は終わったけれど
ケータイ捜査官は終わっていないのだと感じます。
今回のイベントでも参加しているファンの方、
そしてスタッフさま、スペシャルゲストの窪田君も、
みんな楽しそうな顔でトークして、真剣に聞いて笑って
驚いて、そして感動してイベントを堪能していました。
みんな本当にまたケータイ捜査官が好きなんだ
と、そんなことを感じたイベントでもありました。
●rataさん
スタッフの皆様と当時の話を楽しそうに
話されている姿を見て、当時の撮影現場は良い感じだったのだと思いました。
放映から数年も経っても役者さんに愛されている作品って良いですよね。
●minaさん
企画段階の書類から、写真から、映像から、当時の裏話から…多くのものを目にして、本当に紆余曲折を経て、私たちが目にした「ケータイ捜査官7」になっているのだな、ということを強く実感することができました。
この世界観・キャラクター・ストーリーでなければ、きっとハマっていなかっただろうな…と思うと、とても感慨深いものを感じます。
そして今までも大好きだったこの作品が、より一層大好きになりました。
今回のイベントに参加させて頂いて、多くの方に愛されている、愛され続けている作品なんだということを肌で感じることができたのが、本当に嬉しかったです。
皆様、本当にありがとうございます。
そして、これからも「ケータイ捜査官7」をよろしくお願いいたします。
以上、
ケータイ捜査官7スタッフオフ会のレポートでした!
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