ごぶさたしてます。辻風です。
僕の後ろでセブンとゼロワン、そしてサードが
なにやら網島君について、真剣に話をしているようです。
この間の小テスト、彼、最悪だったみたいですね。
「ケイタをどうすれば一人前にできるのか?
難しい問題だ」
「そうですね〜」
「今となっては、何故、あいつがエージェントになれたのか疑問だな」
「私のバディを侮辱するな!」
「お前だって言っているではないか!」
「なんだと!」
「そもそも、こんな相談をすること自体、
お前がバディを否定しているような物ではないか!」
「そうではない!ただ、良いバディとして成長させるために」
「良いバディとは何だ?」
「ちゃんと勉強が出来て」
「それはバディ以前の問題だと思うが…」
「うるさい!基本がなければ、私とのコミュニケーション及び、
私を効率良く運用することは出来ないではないか!」
「効率良くか…
つまり、お前の都合のよい様にすることを
考えているのだな」
「そ、そういうわけでは」
「お互いをフォローしあうのがバディなのでは」
「そうだ、サードの言うとおりだ」
「確かにその通りだ」
私の都合のよい様にケイタを仕向けようとしていた
のかもしれない…お互いを補うことが大事なのだ」
「フッ、やっと気がついたか」
「私が間違っていたのかもしれない」
「だから、ケイタのテスト中はスピーカーを使ってだな…」
「それはダメだ」 |