セブンだ。
サードでございます。
「サード」
「なんでございます?」
「昨日こんなことがあったのだ」
「なんでございますか?」

「るるる〜♪」
「ゼロワン。丁度よいところに来た」
「どうしたのだ?セブン」
「ケイタが、まだお正月気分で、仕事に身が入っていないのだ。
我々アンダーアンカーは日々ネットの平和を守っているのだから、
お正月等関係なく、常に気を引き締めていかねばならないというのに・・」
「それで?」
「いや、何か、気を引き締めさせねばならないと思うのだが」
「何か良いアイデアがないかと?」
「う、うむ」
「ま〜、お前ごときでは、良いアイデアも浮かばないのも当然だな」
「なっ!ならばお前は何かアイデアでもあるというのか?」
「フッ、当たり前だ」
「どんなアイデアだ。言ってみろ」
「嫌だ」
「なっ」
「それが、他人に物を頼む態度か?」
「そ、それは・・・」
「どうした、俺のアイデアをしりたいのだろ?」
「そうだが」
「では、貴様はどうすればよいのだ?」
「・・・教えてください。お願いします」
「そういわれれば、教えてやろうと言う気にもなる」
「そうか!」
「だが、断る!」
「なっ!ちゃんと頼んだではないか!ずるいぞ!
これではお願い損というものではないか!」
「貴様は網島ケイタのバディではないか!
そのお前が網島ケイタのことについて他人の意見を参考にする気か!
お前が一番網島ケイタを理解しているはずではないのか!」
「・・・」
「なんだ、文句があるなら言ってみろ。それとも、俺がお前に代わって網島ケイタのバディになった方がよいのか?
アンダーアンカーには戻らないがな」
「・・・それは、ダメだ」
(ていうか、アンダーアンカーに戻らないって、ほぼ戻っているではないか)
「では自分で考えるのだな」
「それはそうだが、私以外の、周りの意見も参考にすることも大切だ」
「ふん、そんなことは知らん!」
「・・・」
「大体、網島ケイタがやる気がなさそうに見えるのはいつもの事だ。
正月気分が抜けないとかいうことではないではないか。
あいつは、何かがあった時は、常に全力で行動してきた。
そのことをお前は疑うのか?」」
「いや、そんなことは」
「フッ、そんなことも気がつかないとは」

「と、こんなことがあったのだ!ゼロワンの奴め!
お願いをさせておいて、断るとは!」
「しかし、断っておきながら、結局アドバイスをしているではありませんか」
「あっ!・・・確かに」
「・・・(セブンの方が正月気分が抜けていないのかもしれません)」 |